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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(29日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

1 本日のベルギー公衆衛生省の発表によると,ベルギー国内において新型コロナウイルスの新規症例が新たに212件確認され(フランダース地域:123名,ワロン地域:72名,ブリュッセル:17名,居住地不明:0名)その結果,当地での確定症例数は58,061件となりました。

また,3月15日から昨日までの間に,15,682名の方が退院(過去24時間中の退院者は109名)しました。

2 死亡者数は以下のとおりです。

(1)過去24時間の合計:42名(病院における死亡者17名,老人ホームにおける死亡者20名)

(2)これまでの合計:9,430名(内訳:病院における死亡者4,539名(確定症例4,335名(96%),疑い例204名(4%)),老人ホーム等における死亡者4,782名(確定症例1,202名(25%),疑い例3,580名(75%))、自宅33名,その他の場所50名、不明26名)

3 昨日現在,病院のベッドについて,937名の感染者(過去24時間で111名減少)が利用しており,そのうち187名が集中治療室(過去24時間で22名減少),90名が人工呼吸器を利用している状況です。

4 昨日の感染検査実施数は18,072件,検査実施総数は836,879件(うち老人ホームは331,119 件)です。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))

https://www.info-coronavirus.be/fr/news/les-tendances-baissent-toujours-legerement/

(参考アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ)

https://epidemio.wiv-isp.be/ID/Pages/2019-nCoV_epidemiological_situation.aspx

https://d34j62pglfm3rr.cloudfront.net/downloads/news/numbers_20200529_FR.pdf

5 なお,本日の記者会見で発表された内容のポイントは以下のとおりです。

(1)現在の傾向について

(参照アドレス:資料ダウンロードアドレス)

https://d34j62pglfm3rr.cloudfront.net/downloads/news/numbers_20200529_FR.pdf

感染者数(2.2の図)は,25日時点の1週間平均を見ると(対前日比)増加率は−3%であり徐々に減少している。入院者数(2.3の図)は28日時点で同−6%。集中治療患者数(2.4の図)は28日時点で同−4%。死者数(2.5の図)は26日時点で同−3%。全ての指標に関し減少傾向が見られる。

(2)3つの指標について説明:

(ア)国内の公務員(83000人以上が対象)の欠勤数(図1:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart0529-01.html)。3月中旬(注:口頭説明では3月上旬とされていたが,中旬を指すと思われる)のピークの後,減少傾向が続いており,現在は極めて安定し,2018年及び2019年よりも低く,望ましい状況となっている。

(イ)呼吸器感染症患者数(図2:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart0529-02.html)。通常であれば5月にはインフルエンザの患者数は殆どいないため,今年の数値(緑色の実線)はコロナ患者。ゼロではないものの,状況は完全に安定しており変化なし。10万人あたり78人で先週とほぼ変わらないレベルであり,望ましい状況となっている。

(ウ)抗体を保有する人の割合(図3:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart0529-03.html)。ベルギー国立公衆衛生研究所(Sciensano)は,フランダースでは3月末以降,仏語圏のワロンとブリュッセルでは4月中旬以降,フランダース赤十字及び仏語圏の血液センターの協力を得て,健康状態の良い18〜75歳のドナーから採取された1500の血液検体を回収し,SARS-CoV-2(コロナ)の抗体保有率に関して,2週間毎にこれまで4回の分析を実施した。この研究により,人口のどれだけが抗体を保有しているかについて示唆を得られる。最初の3/30の時点で(フランダースで)抗体を保有していた人は1.3%のみであった。感染後に抗体が発現するまでに約2週間かかるため,これらの人々は国内で伝染が拡大していた3月中旬にコロナに感染していたことが分

かる。

4月中旬(4/14-16)には4.8%まで上昇したが,その後,4月下旬(注:図では3回目の分析も2回目と同じ4/14-16とされており,口頭説明でも4月中旬とされていたが,4月下旬を指すと思われる)及び5月中旬の分析では,数値は上昇していない(共に4.7%)。これはおそらく,措置解除や人々の社会的距離の遵守の影響が反映されているためであり,人々の間でこれらがきちんと守られていたことを示す。直近の時点での対象者の抗体保有率は低いが,措置解除が進む中,状況を追跡することが今後役に立つ。感染してから抗体を保有するまで15日の遅れが生じるため,定期的かつ長期での追跡の実施が予定されており,国内人口全体の抗体保有状況について示唆を得られるであろう。

(3)ここ数年,気候変動のため,夏季に例年よりも特に暑くなる時がある。強烈な暑さであったり,暑い日が長く続くなどし,30℃や35℃を超えることもある。中にはこの高温に関連したリスクを抱える者がおり,例えば脱水症や日射病などの症状を見せることがある。これらのリスクを抱える者の大部分は,コロナのリスクをも抱えていると思われる。なぜならば,それらの者の中には,主に高齢者や,心臓,肺,腎臓等の慢性疾患に関連するリスクを抱える全ての人が含まれるため。すなわち,それらの人々は,屋外での高温に対するリスクと,コロナのリスクの両方を同時に抱えている。

助言1:暑さを避けること。必ずしも可能ではない場合もあるが,良識に従い,高温の日に買い物などで外出する場合,気温が低い時間帯に行うようにする。そして,日光を避けること。日光を浴びたり,30〜35℃の場所に長くいても,コロナから身を守ることにはならないし,体内のウィルスを死滅させることにもならない。特に上述のリスクのある人は気をつけてほしい。

助言2:室内を涼しくすること。日中の暑い時間帯ではなく,特に夜と毎朝,温度が最も低い時に窓を開けて換気する。そうすることで,より効果的に換気できる。日中は窓を開けて換気し過ぎるよりも,日光や赤外線の暑さを回避すべくブラインドやカーテンを閉め,熱が室内になるべく入らないようにすることが重要。

助言3:水分を取る。水,あるいはアルコールやカフェインを含まない飲み物が望ましい。

助言4:涼しい場所になるべくとどまる。しかし,特に室内で皆が同じ場所に集まったり,外であっても例えば同じ噴水の下に集まるようなことは避けるべき。

助言5:室内で(自動)空調・送風機が稼働している所に集まるのを避ける。例えば高齢者を含め,人々が集まっているところを風が通過することで,人々の間でより容易に感染が広がる可能性がある。保健省高等保健会議(Conceil Superieur de la Sante)が今日,現在のコロナの文脈での送風機やエアコンの使用法について,見解を公表しているので参考にしてほしい。

助言6:もし高温の日に熱が出た場合,特に長い時間日光に当たっていたのであれば,それは日射病と関連している可能性がある。そのような場合は,涼しい場所にとどまる。もし熱が30〜45分以上続く場合,かかりつけ医に電話で連絡を取る。それは重い日射病の兆候であり得るし,コロナ感染の症状の一つの兆候でもあり得る。そのような場合は家に籠もり,医師に電話連絡し,検査を受けることが重要。

(4)ここ数週間で措置の一部を緩和することができ,来週,国家安全保障会議が招集され,手続きの次の段階について分析が行われる予定とされている。一部の措置の解除は,他の措置の遵守とセットになっている。ウィルスは現在も我々の社会に存在しており,我々は自らの行動を適応させなければならない。店舗や学校は再開し,人々は責任を持ってこれまで対応してきた。そうすることによってのみ,今後数週間ないし数か月に亘り,ウィルスを制御することが可能になる。

(5)(フェーズ1Bの詳細な評価は来週半ばまで実施されない予定であるにも拘わらず,措置解除は急速に進みすぎていないかとの問いに対し)評価はまだ行われていないが,急速すぎると言うのは適当でない。フェーズ1B開始から17日間経た現在,各数値は十分減少している。フェーズ1Aの後,人々は措置をきちんと守り,状況を上手く凌いだ。

フェーズ2開始から10日経ち,先ほど説明した,コロナ伝染拡大が直ちに数値に現れる,公務員欠勤数と呼吸器感染症患者数の2つの指標に関しては,減少傾向に変化はない。そのため,措置解除が急速すぎると言うべき理由は何もない。TVニュースを見ると,ベルギーの人々は,措置解除後に海辺に殺到したりしておらず,特に(伝染拡大の)リスクが生じるとは思われない。人々は比較的慎重なままであり,可能な限り社会的距離を守っているとの印象である。他方,必要に応じて,何が起きているかを評価するため,場合によっては不本意ながら措置を(より厳しい方向へと)修正するため,感染者の追跡を継続して行う必要があるのは明らかである。

(6)(一般論として,本日の各指標の数値は,予期していたよりも良いか,悪いか,それとも期待通りかとの問いに対し)措置解除が開始された際,異なるシナリオが想定され,中には,いくつかの小さな波,すなわち感染者数の僅かな上昇を予想していた者もいたことに疑いはない。しかし,3月初旬に見られたのと同じような大きな波が来るとはあまり予想されていなかったように思う。

現在の状況は,各指標の数値にも見られる通り,落ち着いていて,肯定的なものである。措置解除が開始された際に我々が予想していたのと同じ位か,あるいはより一層良い状況にあることは確かである。他方,今後どうなるかは,人々の行動次第でもあるため,今後数週間の状況について予断を下すべきではない。今後,社会的距離の遵守と感染者の追跡が重要になる。

(参照アドレス:記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/fr/live-pressconferences/

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