海外情報メール掲載板

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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(28日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

1 本日、ベルギー公衆衛生省が発表した新型コロナウイルスの感染傾向は以下のとおりです。

(1)感染者数(総数:83,500名)

・8月18日〜8月24日(注1)の平均: 477.1名

・8月11日〜8月17日の平均: 512.6名

・変化:前週と比較して7%減少

(2)入院者数(3月15日以降の総数:18,945名)

・8月21日〜8月27日の平均: 18.7名

・8月14日〜8月20日の平均: 28.4名

・変化:前週と比較して33%減少

(3)死者数(注2)(総数:9,884名※)

・8月18日〜8月24日(注1)の平均: 5.7名

・8月11日〜8月17日の平均: 10.1名

・変化:前週と比較して44%減少

※8月26日、フランダース地域の老人ホームでの過去の死者数に関する詳細データが公表された結果、死亡者総数が修正(減算)されています。

(注1)直近の3日間(当館注:8月25日〜8月27日)の新感染者及び死者数については、まだ統合されていない。

(注2)すべてのタイプの場所(当館中:病院、老人ホーム等)における死者。

(4)R値(実行再生産数)(当館注:1名の感染者が何人に再感染させるかを表す値。一般に「1未満」であれば収束傾向にあることを示すものとされています。)

・8月21日〜8月27日の平均値:0.738

(参照アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))

https://www.info-coronavirus.be/fr/news/les-tendances-restent-inchangees/

(参照アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ(仏語))

https://covid-19.sciensano.be/sites/default/files/Covid19/Derni%C3%A8re%20mise%20%C3%A0%20jour%20de%20la%20situation%20%C3%A9pid%C3%A9miologique.pdf

https://d34j62pglfm3rr.cloudfront.net/downloads/news/numbers_20200828_FR.pdf

2 本日28日11時よりベルギー公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおりご案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/nl/live-pressconferences/

(1)感染者数統計とインフルエンザワクチンについて(Frederique Jacobs連邦間広報官)

●新規感染者数の週の1日当たり平均値は前週から7%減少となり、ここ数日安定してはいるが、減少幅はより小さくなっている。この国全体での減少は、主にアントワープ州とリエージュ州での減少によるものである。アントワープ州では週の1日当たり平均は105名で、前週から16%減少しており、リエージュ州に関しては同値は40%減少となっている。他方、残念ながら、いくつかの州では増加傾向ある。最も人数が多いのがブリュッセル首都圏地域であり、週の1日当たり平均は126名で、前週より8%増加している。その他、エノー州、ブラバン・ワロン州フラームス・ブラバント州、リンブルフ州でも増加している。

●入院者数は減少傾向にあり、ブリュッセル首都圏地域及びアントワープ州では減少が続いている。他方、エノー州及びフラームス・ブラバント州で僅かに増加しているのを確認している。

●死者に関しては、猛暑前のレベルにまで下がっている。

●インフルエンザのワクチンについて

(ア)秋が近づいており、ウイルス性呼吸器感染症が流行し始める季節である。複数の伝統的な呼吸器系ウイルスが流行すると考えられ、その中には特にインフルエンザウイルスが含まれる。そこにコロナが加わることになる。インフルエンザ伝染は通常、1〜3月の間に起こり、これはコロナの感染拡大の時期と一致する可能性がある。また、対コロナ向け措置が、インフルエンザ伝染に影響を及ぼす可能性がある。というのも、両者ともに呼吸器系ウイルスであるため。しかし、何が起こるか予想するのは困難である。インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスはともに重い感染症を引き起こし、脆弱な患者のグループである高齢者や慢性疾患、すなわち併存症を抱えている人々に対し困難をもたらす。

(イ)問題点の一つとして、診断する際に、(インフルエンザとコロナの)兆候や症状は区別することができず、特定の1種類の検査を行うことでのみ、ウイルスの有無が証明でき、区別することができる点が挙げられる。別の問題点として、我々はまだ、二重感染、つまりインフルエンザとコロナの両方に感染した場合の影響を把握していない点が挙げられる。それぞれのウイルスの伝染拡大への影響や、症状の重さへの影響など、何も把握できていない。2つのウイルスへの感染が相互に影響して症状が重症化するのか、現時点においては分からない。

しかし、リスクは冒さず可能な限り抑えることが望まれる。それゆえ、例年同様、特に今年は、リスクを抱える人において、インフルエンザワクチンの接種が推奨される。国際的な研究において、同ワクチンが、65歳以上の人々の間で、インフルエンザによる入院可能性を50%減少させ、また死亡リスクを30%減少させることが示されている。

(ウ)さらに別の問題として、インフルエンザ流行の際、入院者数が多くなり、中には飽和状態となる病院もある点が挙げられる。このような、既に複雑な状況では、仮に病院が多くのコロナ患者を受け入れなければならないとすれば、状況は直ちに非常に困難になる。保健医療システムの負担過多を避けるため、そして病院が飽和状態になるのを避けるため、リスクを抱える人々においてできるだけ多くインフルエンザワクチン接種を行うことが重要。

また、インフルエンザ患者が病院の他の患者に感染させるのを避けるため、保健医療分野の職員にもワクチン接種を強く推奨したい。というのも、コロナと同様、症状の出る1〜2日前には他者を感染させる可能性があるため。また、多くの入院患者がいる際に、インフルエンザで職員が欠勤しないためにも重要。

(エ)今年、ベルギーには、290万回分のワクチンの備蓄があり、これは昨年よりも150万回分多い。連邦医薬品局の調整の下で、作業グループが、リスクを抱える人々へ優先的に可能な限り広範にワクチンを配布するため、2段階のワクチン接種方法を決定した。この計画は、製薬業界、所管当局、関係部門の関係者間で練られたものである。

第1段階として、2020年9月15日から11月15日までの期間が設定され、ワクチンは優先とされるグループのみに配布される。つまり、症状が複雑になるリスクを抱える人、特に妊婦(どの段階かにはよらない)、65歳以上の全ての人、慢性基礎感染症に罹患している人、施設に居住している人、長期間アスピリン治療下にある子どもが含まれる。また、他の優先グループとして、上記のリスクグループに当てはまる人と同居している人が挙げられる。リスクグループの人々へワクチン接種をしても、時にはインフルエンザに対しそれほど免疫反応が得られないことがあり、周囲の人々にもワクチン接種することで、高リスクの人への感染を回避することが可能になる。

また、6か月未満の乳児のいる家族も接種されるべき対象である。生後0〜6か月の乳児は、ワクチンに対する免疫反応を起こすのに十分な免疫システムがないため。それゆえ、6か月未満の乳児の周囲の人々に接種を行う。他の優先グループとしては、保健医療分野の職員、及び50〜64歳の人々が挙げられる。

第2段階として、11月15日以降、優先グループへの接種後に利用可能な残りのワクチン量に応じて、ワクチン配布の範囲は他の全ての人々へと拡大される。

(オ)利便上の理由からワクチンがより早く配布されたとしても、ワクチン接種は10月中旬から12月中旬の間に行うことが推奨される。それより早い時期、特に9月中の接種は確実にしないようにしてほしい。というのは、ワクチンは接種後1〜3か月間効用があるとされ、もし11〜12月中に接種を行えば、免疫反応のピークがインフルエンザ伝染の時期と一致するためである。

(カ)人々の間で、ワクチン接種によりウイルスに感染するといった誤った考えが多く流布している。中には、ワクチン接種後数日以内にインフルエンザに感染したと文句を言う人がいる。ワクチン接種によりウイルスに感染することは不可能である。というのは、ワクチンには死滅したウイルスの一部分しか含まれていないため。死滅したウイルスは自己複製しないし、その可能性は全くない。確かに、短期間、多少の熱や身体の痛みなど軽い症状が出ることはあるが、それはあなたの身体が免疫反応をしていることの一般的証明であり、その症状は軽く、心配する必要はない。

他方、ワクチン接種に関しては一般に、(接種したのとは)別のウイルスが伝染している際には、接種の数日後にその別のウイルスに感染する可能性があり、

気道感染症に罹患する可能性がある。

(キ)インフルエンザワクチンはインフルエンザに対してのみ効用があり、他の呼吸器系ウイルスやコロナには効き目はない。それゆえ、全てのリスクが排除される訳ではないが、リスクを抱える人にとって問題を起こし得る1つのウイルス(=インフルエンザ)のリスクは排除される。それゆえ、躊躇せずに接種をしてほしい。

(2)措置の意義について(Antoine Iseux国立危機センター担当官)

●研究者や医師はこの新しいコロナウイルスについて毎日知見を深めようとしているが、コロナの基本的な特性については現時点で既に知れ渡っている。ウイルスは人同士の接触を通じて伝染し、症状が現れていなくても、人の集まるところで急速に伝染が拡大し得る。伝染を抑えるためには、6つの黄金律(当館注:7月10日領事メール(https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga_200710.html)をご参照ください)が有効。

この黄金律は、症状が見られる場合、リスクのある行動をとった場合、リスク地域から帰国した場合には特に適用されなければならない。この黄金律や感染検査、そして接触追跡は、あなたを苛立たせるために行っているのではなく、社会を守るため、特に脆弱な者を守るために行われるものである。連帯の意識を持って、責任を自覚し、戦う姿勢が重要。

(3)質疑応答(ジャーナリストからの質問、回答はFrederique Jacobs連邦間広報官)

(問)スペインでは6歳以上の子どものマスク着用が昨日義務化されたばかりであるが、ベルギーでは12歳以上とされている。科学的見地から、この相違をどう説明するか。ベルギーでもマスク着用義務の年齢を引き下げる予定はあるか。

(答)ベルギーで12歳未満の子どもにマスク着用の義務を課さない理由は2つある。1つ目は、マスクは適切に着用されなければならない点。大人に正しい使用方法を説明することすら困難である。例えば、多くの人が、鼻を覆わないなど正しく着用していない。そのため、子どもに正しい使用法を受け入れさせることはより困難。マスクを正しく着用しない、頻繁に手で触るなどすれば、結局、さらに多くのリスクを抱える可能性があり、誤った安全の意識を持ったり、安全措置をあまり守らなくなったりする可能性がある。

2つ目は、仮に子どもが鼻咽頭部にウイルスを保有していて、それが大人と同じウイルス量だったとしても、子どもは大人ほどウイルスを伝染させていないことが判明している点。先週公表した、子どもの間でのコロナ感染に関する報告書でも触れているが、学校での年少の子どもの間での伝染のリスクは比較的低いことが示されている。これらの点に基づき、ベルギーで措置が変更される予定はない。

(4)その他

●次回の定例記者会見は8/31(月)11時。Yves Van Laethem連邦間広報官が休暇より復帰予定。

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ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する以下の情報を公表しています(毎日正午に更新)

■感染者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/tpRKB

■入院/退院者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/uTSKB

■死亡者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/QTSKB

■コミューン毎の状況

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/giyUB

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■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

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https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhpL1ReY0hfydCMksXdJMEzztfC0XsQErx5TDcOaQ8tHr8CA/viewform

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【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

Fax :(02) 513-4633

ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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