海外情報メール掲載板

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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(4日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

1 本日、ベルギー公衆衛生省が発表した新型コロナウイルスの感染傾向は以下のとおりです。

(1)感染者数(総数:86,544名)

・8月25日〜8月31日(注1)の平均: 439.4名

・8月18日〜8月24日の平均: 479.1名

・変化:前週と比較して8%減少

(2)入院者数(3月15日以降の総数:19,055名)

・8月28日〜9月3日の平均: 15.7名

・8月22日〜8月27日の平均: 18.7名

・変化:前週と比較して16%減少

(3)死者数(注2)(総数:9,899名※)

・8月25日〜8月31日(注1)の平均: 3.7名

・8月18日〜8月24日の平均: 5.7名

・変化:前週と比較して35%減少

(注1)直近の3日間(当館注:9月1日〜9月3日)の新感染者及び死者数については、まだ統合されていない。

(注2)すべてのタイプの場所(当館中:病院、老人ホーム等)における死者。

(4)R値(実効再生産数)(当館注:1名の感染者が何人に再感染させるかを表す値。一般に「1未満」であれば収束傾向にあることを示すものとされています。)

・8月28日〜9月3日の平均値:0.936

(参照アドレス:ベルギー公衆衛生省新型コロナウイルス特設ページ(仏語))

https://www.info-coronavirus.be/fr/news/toujours-les-memes-tendances/

(参照アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ(仏語))

https://covid-19.sciensano.be/sites/default/files/Covid19/Derni%C3%A8re%20mise%20%C3%A0%20jour%20de%20la%20situation%20%C3%A9pid%C3%A9miologique.pdf

https://d34j62pglfm3rr.cloudfront.net/downloads/news/numbers_20200904_FR.pdf

2 本日4日11時よりベルギー公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおりご案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/nl/live-pressconferences/

(1)感染拡大状況

この夏は1日900人にも達した新たな感染者数のピークとともに動きのある夏であったが、徐々に解消されつつあり、直近の7日間では1日平均439人と、前週に比べ8%の減少に相当している。月曜日及び水曜日の記者会見(の際の発表内容)に比べ、このパーセンテージはゆっくりと減少しており、(グラフの上で)減少幅が平行に向かっていることがあり得るため、この傾向は注意してフォローしていく必要がある。

地域レベルでは、ブリュッセル首都圏地域が引き続き最も多くの新規感染者数を記録しており、直近の7日間では1日平均115人、これは前週に比べ11%の減少であった。アントワープ州では、同80人で22%の減少であった。その他の州については、西フランダース州、フラームス・ブラバンド州、リンブルフ州及びリエージュ州の4つの州で感染者数の増加が見られると言える。水曜日の記者会見においてリエージュ州の問題はすでに話したが、改めて物事を相対化する必要があり、純粋な数字を見れば、1日あたり約40人の感染者数に抑えられていると言える。

新規入院者数に目を向ければ、幸いにして減少傾向が続いており、前週は1日平均19人であったが、直近の7日間では同16人で16%の減少に相当している。

最後に、死亡者数については、直近の7日間では1日平均4人で、同6人であった8日前に比べ、33%の減少となった。

(2)旅行シーズンの終了

今日のメッセージは2つある。1つ目は「旅行からの戻り」について。バカンスの時期の前、さらには7〜8月のバカンス期間中に起こった感染者数の増加の時期には、旅行について多くの議論が行われたが、これまでに起こったこと、また新規感染者の文脈において「旅行」が持つ意味から一体何が判明しているのか説明したい。

我々は、外国に滞在した多くのベルギー人により記入されたPLF(渡航者追跡フォーマット)に基づく、橙及び赤ゾーンにおいて8月中に行われた旅行に関するデータを保有している。PLFは紙、または主にデジタル形式で入手可能であり、外国に滞在した後のベルギーへの帰国または入国前の48時間内に記入しなければならないが、私自身、デジタルでの書類への記入が簡単であることを保証する。自分はデジタルマニアとはほど遠く、国民番号やパスポート番号が求められるため身分証明書またはパスポートも必要になるが、記入は数分のうちに完了でき、その後に適切にデータを入力し必要な情報が登録されたことを証明するQRコードをメールで受領する。

このQRコードは、もし飛行機に乗るのであれば、搭乗前に提示されなければならず、バスや電車、車などのその他の交通手段を用いる場合は、このフォーマットを送ることで十分であり、入国の際に審査を受ける場合には、当局がこの情報を参照することになる。船については,ベルギーへの入国手段としてはかなり珍しいケースではあるが、飛行機と同様の手続となる。

このフォーマットは、48時間以上滞在する予定の場合(48時間以上滞在することが予め分かっている場合)記入しなければならない。例えば、ブリュッセルから現在赤ゾーンとなっているパリを単純往復する際には記入する必要は無い。また、(外国から入国して)ベルギーに48時間以上滞在する場合も同様に記入しなければならない。

例えば、フランス在住のベルギー人がベルギーで48時間(未満)の滞在を行う際などは、この手の往復はフォーマットへの記入を求めない。正直にフォーマットを記入することが重要であるが、フォーマットに記入したとおりに赤ゾーンから戻る人については、自動的にショートメッセージを受け取るようになっており、このメッセージは検疫を始めることを推奨するとともに、受け手は何が適切な行動なのかを理解できるようになっている。詳細については、かかりつけ医と連絡を取って確認することができるし、もちろんコロナウイルス特設ページでも確認できる。他方で、このメッセージに記載される料金(code tarifaire)で、検査(frottis)を受けることができる。

その大部分は電子データであるが、8月に記入され送付された140万枚ものPLFから集められた情報から何が分かるか説明する。37.6万人が橙ゾーンから戻ったことが分かっており、より重要な情報として6.5万人が赤ゾーンから戻ったことが申告されている。赤ゾーンとは、該当件数が多い順に特にトルコ、スペイン、フランス、ルーマニア、モロッコである。赤ゾーンに滞在した人のうち、3分の2(66%)の人がウイルス検査を受け、そのうちの2%が陽性であったことが分かっている。これは大きな数字ではないが、赤ゾーンでの旅行により約900人の感染者が発生したことを明らかにし、これらの人々が国内レベルで他人に感染させることを阻止することを可能にした。

他方で、これは少なくとも900人、という意味である。なぜなら、帰国時の検査ではウイルスが少なく陰性であっても、後に(ウイルスが増加して)陽性となることがあるためである。後の感染を避けるためには、最初の検査で陰性であっても、検疫を続けることが重要である。

この赤ゾーンの旅行者についての陽性結果が、国内における陽性結果の全体像に与える影響はどのようなものか。新規感染者のうちの約20%は旅行から戻ったことによるものであると見込んでおり、周辺国についても同20〜30%の範囲であるため、我々は欧州の平均の範囲内に止まっている。

今日はPLFを記入することが大事であるということを改めて述べるのに適した機会でもあり、これは何の役にも立たない単なる事務的な手続きではなく、公衆衛生の観点から何かを示してくれるものである。PLFを活用し、検疫・検査を実施するとともに、たとえ検査結果が陰性であったとしても、赤ゾーンから戻った際には検疫を続けて欲しい。

(3)新たな管理評価システムの策定

二つ目は、「管理評価システム(systeme d’evaluation de controle)」についてある。これは国レベルで設置され、コロナウイルスによるリスクを地域・地方ごとに評価するものである。本日、地域・地方のモニタリング及びリスクマネジメントをどのようにして行っていくかに関する文書が公表される。このシステムにより、国及び州毎の状況に応じてリスクレベルを評価することが可能となるが、コミューン(市)レベルでの検査は少し異なるため後述する。このリスクレベルの決定にあたり、リスク評価グループによって分析される複数のパラメーターが影響を与えるようにする。

具体的には、もちろん最初に注意を払うものとして、感染者数の増加が挙げられる。感染者数の増加に従い、当然リスクレベルは変更されるものと推定される。無警報レベルから始まり、先行的警報(pre-alarme)レベルを経て、警報レベル1から同レベル4までの階層が設けられる。

具体的には、2週間で10万人あたりの感染者数が1人未満の場合は「無警報」、同1〜14人であれば「先行的警報」、同15〜30人は「警報レベル1」、同31〜50人は「警報レベル2」、同51〜100人は「警報レベル3」、同100人以上では「警報レベル4」となる。他方で、リスク評価グループは(感染者数以外の)他の要素も考慮する。すなわち「数字の傾向」である。感染者数が減少傾向にあるのか、または増加傾向にあるのかである。さらに「陽性率」も考慮する。実施された検査数に比して陽性が多ければ多いほど、局地的なウイルス感染拡大がより活発になりつつあることが分かっているからである。

また、最終的に発表されるリスクレベルを確定するにあたり、あらゆる補完的情報についても総合的に考慮される。いずれかの警報レベルが発出されたとき、それが単に発表されるだけではなく、該当の場所において、警報レベルに応じた特別行動・特別措置が講じられることが重要である。これらの行動・措置は、地方レベルで講じられる可能性が高い。該当の場所において地元市民のことを良く理解している組織により行われ、地方保健当局と連携しつつ、リスクグループに特別の注意を払うことが重要である。(国の)チームは、クラスターが発生している地方のチームの支援に行き、現地調査を行い、調査の結果に応じた個別の措置の提案を行うことも可能である。

この結果、一部の地域では、例えば学校について変化がもたらされるだろう。学校の再開について多くの議論を行ってきたが、中等教育の最終学年について、現在の黄レベルから橙レベルに移ったとすれば、出席可能人数を半分とし、残りについてはデジタルで授業を行うなどの決定が行われる可能性もある。これらの措置は、その他の地方当局との協調の下で、地域の教育大臣により講じられることになる。警報レベル3や同レベル4などのより高いレベルに達した場合は、連邦の措置が地方レベルの措置に加えられる可能性がある。現在、我々は2週間で10万人あたり感染者数57人のレベルにあり、警報レベル3の始まりに設定された50人より高い水準となっている。

他方で、ベルギーにおいては、感染の多くはアントワープブリュッセルという二大都市及びその周辺に集中していることが分かっており、これが一種のブースターとして、警報レベル3の水準まで押し上げている。この事実から、ベルギー全体としての警報レベルは2としている。一部の州については特例があり、ほとんどの州について警報レベル2であるが、西フランダース州は警報レベル1、アントワープ州は警報レベル3、ブリュッセル首都圏は未だ警報レベル4である。コミューン(市)レベルでは、この感染状況評価は、州レベルに比してより精緻な局地的情報に基づき、毎週行われる。

(4)質疑応答

(問)検査機関における試薬不足が囁かれているが事実か。(試薬の)枯渇のリスクはあるか。

(答)私の理解では、ベルギーにおいて(試薬の)枯渇は生じていない。3月の危機の高まりの際には、欧州のみならず全世界的に需要が高まっていたため、この手の問題が存在していたが、現在では枯渇は生じていない。他方で、コロナウイルスにかかる国際情勢の進展に伴い、一部の国における需要が高まり、市場調達で実施可能な検査数が制限され、同様の問題が起こる可能性はある。このため、全ての検査機関において必要なストック、理想的には3ヶ月分を保証し、想定された数の検査を継続して実施していくことが重要である。

(問)熱波による死者数はコロナウイルスによる死者とは区別されているか。それとも、熱波による死者がコロナウイルスによる死者数に計上されることもあるのか。

(答)熱波による死者数は、主に超過死亡者数により決定される。我々は過去5年間について日々の超過死亡者数を把握しており、そうして日々のあり得べき追加的死者数を把握することができる。それが王立気象機関により発表される熱波情報に対応する際には、他にその原因となる特別な事情が無い限りは、追加的死者数は熱波によるものであると純粋に評価される。

このため、実際に今年は比較的印象的な超過死亡者数が記録されている。コロナウイルスについては、定義上は医者により作成される死亡診断書に基づき計上される。医者がその知見を用い、当該患者の主要な死因としてコロナウイルスが挙げられるのか、あるいはコロナウイルスはその他の主要な死因を悪化させたものであったのか、診断を行う。これらの判断は、ウイルス検査及び患者の病状、その他の補完的検査の結果に基づき行われる。したがって、コロナウイルスについては医者が提供する総合的なデータに基づく診断書による一方で、超過死亡者数は熱波による死者数の算出に資する。

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ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する以下の情報を公表しています(毎日正午に更新)

■感染者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/tpRKB

■入院/退院者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/uTSKB

■死亡者数

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/QTSKB

■コミューン毎の状況

https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/giyUB

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■■滞在状況アンケート実施中です!お済みでない方はこちらから■■

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4oPasoBCBkkcmqqKs0VZek94YyQW0jYpdcr1fSJxL_jYfRA/viewform

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■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

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■■新型コロナウイルスに関する「風評被害」を受けた方は,こちらまで■■

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhpL1ReY0hfydCMksXdJMEzztfC0XsQErx5TDcOaQ8tHr8CA/viewform

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【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

Fax :(02) 513-4633

ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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