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新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:23日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

23日、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおりご案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/nl/live-pressconferences/

1  感染状況(Yves Van Laethem 連邦間広報官)

●新規感染者数

この3週間近く、疫学的観点から、いくつかの異なる指標に関し数値が増加している。新規感染者数はここ7日間の1日当たり平均人数が1374名であり、前週と比べて60%増加となっている。この平均感染者数は増加し続けているが、幸いなことにここ数日、増加のカーブが緩やかになりつつあることが確認されているようである。

図1(https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20200923-4.html)の濃い緑の実線を見ると、ここ3日の増加カーブはその前日までよりも緩やかになっており、このまま行けばカーブは今後数日で平らになることが期待され得る。この点を今後確認することになるが、それを待つ間は、カーブが平らになりその後減少に転じるよう、措置を適用し続けることが引き続き重要。

感染者の年齢層に関しては、ここ数日間の状況について確認したところ、10〜20歳の層が新規感染者数が最も多く、その次が20〜30歳の層であることが確認されている(図2:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20200923-1.html)。

10〜20歳の層で感染者数が多いのは、17歳未満ではなくむしろ17歳以上の層である。つまり、中等教育ではなく、大学や高等教育施設の学生と考えられ、これらの教育施設に通う学生の一部が、この年齢層における新規感染者数の増加の主な要因となっている。

また、年齢層毎に見ると、ここ最近、50歳及び60歳以上の層で感染者数が大きく増加しており、また、ウイルスに対し潜在的に脆弱な70歳以上の層に関しては2倍に増加している(図3:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20200923-2.html)。といっても、当初の数値が低かったため、2倍といっても相対的に見なければならない。しかし、より多くの高年齢の者が陽性と診断されており、そのため、より多くの人が今後7〜14日間、病院での診察数の増加(注:混雑し診察が受けにくくなる)の問題に直面するかもしれない。

この増加傾向はベルギー国内の全ての地域で確認されている(図4:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20200923-3.html)。地域別の感染者数に関してはこれまでと同様、ブリュッセル首都圏地域において1日当たり平均人数300名、増加率61%となるなど他地域よりも多い。なお、アントワープでは同246名、53%、リエージュでは193名、75%となっている。リンブルフ州のみ数値は安定しており、数も低い。

●新規入院者数

新規入院者数に関しては、18日間連続で増加し続けている。ここ7日間の1日当たり平均人数は53名であり、昨日は1日のみで69人となるなど比較的多かった。また、入院者数は10日間で倍増している。実際、10日間というのはまだ比較的長い期間ではあるが、この倍増に至る期間がより短くなり、(病院での状況が)過去に経験したレベルに達しないことが望まれる。

現在のペースが変わりなく続けば、そしてカーブが平らになって入院者数に反映されることがなければ、今から1週間強が過ぎた10月初め頃には、1日100名に達する可能性がある。

なお、入院者数の増加はほぼ全域で見られ、うち3分の1はブリュッセル首都圏地域、そして東フランダース州、エノー州、アントワープ州、リエージュ州がその後に続く。

●死者数

幸運なことに死亡率は比較的低いままであり、ここ7日間の死者数は23名、1日当たり平均人数は約3名となっている。

●医師によるインフルエンザ診断数

春季に実施した記者会見で扱った、季節性インフルエンザに関連した統計、すなわち、「見張り役医師(les medecins vigies)」と呼ばれる、長年ベルギー全土に存在している医師のネットワーク上で診断された季節性インフルエンザ症候群の診断数について紹介する。このネットワークの目的は、インフルエンザの動向を観察することであるが、データは新型コロナなど他の呼吸器感染症について見る上でも有用。

同ネットワークによれば,9月初め以降、季節性インフルエンザ症候群の診断数の極めて大きな純増が確認されており、現時点で10万人当たり164名に達している。これは、インフルエンザが流行していると判断するための基準値である同157名を超えている。しかし、インフルエンザは実際には存在していない。現在、季節性インフルエンザは国内で確認されておらず、それゆえ、罹患しているのは他のウイルス、つまり新型コロナと推定される。

9月中、これらの医師に診察された患者の21%がコロナ陽性であった。同割合は、8月中は12%、7月中は7%であった。また、同データベースによると、コロナ陽性患者の25%が、診察前の2週間に旅行をしていた。同割合は8月中は44%、7月中は17%であった。すなわち、旅行すること及び旅行中の行動が、コロナ罹患の重要な一つの要因となっている。この割合は、バカンス時期が終わるにつれて徐々に下がっている。

2 各種キャンペーン、情報通知(Benoit Ramacker危機センター広報官)

今後数週間にわたり、人々の意識向上のための11 millions de raisonsキャンペーンが、ウェブサイト(

https://11millionsderaisons.be/fr)及び他のチャンネルを通じ継続して実施される予定。また、本日実施予定の国家安全保障会議での決定等にかかる情報は、ウェブサイト(https://www.be-alert.be/)を通じて 入手可能。

3 質疑応答(Yves Van Laethem 連邦間広報官)

(問)9/15-21の入院者数は1日当たり平均53名であったが、これはロックダウン中であった3月中旬とほぼ同じレベルとされる。現在と3月の状況の違いは何か。

(答)新規入院者数の数値のみを見ると、昨日は69人、3月中旬は1日当たり平均71名であり同じレベルであるが、数値を解釈する上で最も大きな違いは、状況悪化の速度であり、入院者数が倍増する速度が全く異なる。最悪の場合、3日毎に2倍に増加するが、現在は10日毎に2倍の割合となっている。この速度が速まらないようにすることが重要。現在、我々は3月とは異なる生活や行動をしているが、それでは十分ではないのかもしれない。

4 その他

次回の記者会見は9月25日(金)。

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https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

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■■ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています(毎日午前4時に更新)

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

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【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

Fax :(02) 513-4633

ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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