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新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:2日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

昨日2日,公衆衛生省による記者会見が行われましたところ,主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/

1  感染状況(Yves Van Laethem連邦間広報官)

●新規感染者数

新規感染者数は増加しているが、7日間の1日当たり平均人数の増加率は(前週と比較して)8%のみであり安定している。但し、今後どの方向に向かうかは不明であり、人々の行動次第。今後安定が続き減少に転じることが望まれる。

他方、感染検査での陽性率は緩やかではあるが上昇し続けている点を指摘せねばならない。国全体で5.6%に達しており、これは、ウイルス伝染が勢いを増している状況に対応している。特に20代の間での感染者増加が目立っている。子どもや10代の間では安定しているが、このことは、学校での感染が限定的であり、学校・学級閉鎖の数が国全体で見た場合に比較的限られているといった事実に一致する。

70歳以上の脆弱な層における一定の増加が確認されている。しかし、状況は安定しているように思われる。

州毎に見ると(図1:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20201002-1.html)、アントワープ州では2%増と微増。増加率が最も高いのはリュクサンブール州(60%)とナミュール州(63%)。最近増加率の高かったブラバン・ワロン州リエージュ州はそれぞれ16%減、2%減となっている。

新規感染者数については、ブリュッセル首都圏地域が常に最も多く、最近7日間の1日当たり平均は351名であるが、割合で見れば(前週と比較して)5%増となり、以前よりも限定的。その次がアントワープ州で、1日当たり平均は272名で前週より2%増。

●新規入院者数

7日間の1日当たり平均は69.3人であり、前週と比較して13%増と、増加が続いている。つい最近、40%増であった日があることを考えると、徐々に安定している。新規入院者数の3分の1はブリュッセル首都圏地域、次いでリエージュ州、アントワープ州、エノー州、東フランダース州の順に多い。

●死者数

死者数に関しては、残念ながら増加し続けている。この点は、新規入院者数が増加していたことから予測可能であった。最近7日間の1日当たり平均は7名であり、前週の2倍増。

現在、(1)新規感染者数、(2)新規入院者数、(3)死者数の増加傾向が続いており、(1)及び(2)の傾向は、それぞれ1週間から10日後に(2)及び(3)の傾向となって現れる。(1)の傾向により、後に病院で起こるであろうことが予測される。(1)及び(2)の増加率の低下が、(3)の安定となって現れると考えられる。

(3)の増加がもたらされる本質的要因の一つは、現在死者数が最も多い、最も脆弱な70歳以上の層、及び老人ホームやケアホームにおける特に高齢の者の感染傾向であろう。最近、ブリュッセル首都圏地域及びワロン地域のこれらの施設において感染者数が増加しており、今後の状況が多少懸念される。

2 医師による急性呼吸器症候群の診断数(Yves Van Laethem連邦間広報官)

「見張り役医師(les medecins vigies)」が国全体で収集する、急性呼吸器症候群と診断された患者数のデータ(図2:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_chart20201002-2.html)を紹介する。図の濃い緑色の実線について、1つ目のピーク(今年2月頃)はインフルエンザ、2つ目のピークは3〜4月に見られたがコロナによるものである。その後状況は改善したが、最近になり、コロナによる2つ目の小さなピーク(赤い矢印)があることを確認しているが、この時点では、インフルエンザはまだ伝染していない。見張り役医師らによると、現在、1週間での診断数は10万人当たり121名となっている。この数値は高すぎる。というのも、通常、国内でインフルエンザが出現する、より遅い季節に、このような高い数値となるためである。

しかし、幸いなことに、ピーク以降、図のとおり状況は安定を示しており、このことは、冒頭で紹介した新規感染者数の安定を証明している。見張り役医師らによる診断数は特に、65歳以下の層で多く見られる。最も脆弱な(より高年齢の)人々の層に影響が及んでおらず、少し安心している。他方、診断されたこれらの患者全てがコロナに罹患したという訳ではなく、他のウイルスも伝染している。

見張り役医師らが診察した人々のうち、約5人に1人、18%が(コロナ)陽性となっている。同じ医師らによると、比較として、3月のコロナのピークの際は、診察した人の40%が陽性であった。

なお、患者の14%が、診察前の14日間に旅行していたが、8月中の同割合は44%であった。

3 国外旅行について(Yves Van Laethem連邦間広報官)

今週水曜日に、ベルギー外務省HPに注意勧告が出されたが、欧州では、イタリアや東欧の一部に緑色ゾーンが残っているのを除き、より多くのゾーンが赤色になり、赤ゾーンは欧州のほぼ全域に広がっている。

ベルギーからは多くの人がフランスに行くが、フランスでは赤色ゾーンの数が増えている。仮に状況が悪化し続ければ、来週には、スペインに対して行ったように、フランス全体が赤色になる可能性がある。国全体が赤色の国は既に存在し、チェコルーマニア、より小国のルクセンブルクやマルタ等が挙げられる。そして本日、アイスランドが加わっている。

4 質疑応答(ジャーナリストからの質問、回答はYves Van Laethem連邦間広報官)

(問)仮に感染者と近くで接触し、2人とも口蓋マスクをしていた場合、自分は高リスクあるいは低リスクとなるのか。

(答)どのような接触が行われたかを定義する際に、マスクの着用の有無が考慮される。高リスク接触とは、1.5メートル未満で15分以上の接触を意味し、そのような行動をとった人は、感染検査を受けると共に、自己隔離を行うことが求められる。また、アプリ(Coronalert)上でも通知される。

現時点では、仮に2人の人が、接触していた全時間に亘り、鼻と口をきちんと覆う形でマスクを着用していた場合、リスクは大きく減じられるため、低リスクと考えられる。しかし、全くリスクがない訳ではない。自己隔離や検査をしないとしても、2週間は自らの健康状態に気を配り、潜在的な症状が見られた場合には、かかりつけ医に連絡を取り、自己隔離してほしい。

5 その他

次回の記者会見は10/5(月)。

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https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

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■■ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています(毎日午前4時に更新)

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

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【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

Fax :(02) 513-4633

ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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