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新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:5日)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

本日5日、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおりご案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/fr/live-pressconferences/

1.感染状況

残念なことに、先週期待されていた感染者数の安定は実現せず、反対に全ての州・全ての年齢層で感染者数が著しく増加している。ベルギーの(感染者数の)グラフは、フランスやオランダといった隣国のそれと同様の軌道となっている。

直近の7日間では、一日あたり平均2,103人の感染者が記録され、前週比で32%の増加となった。最も深刻だった9月30日(水)には、一日あたり3,000人を大幅に超えた。この増加は全ての年齢層で見られ、最も深刻なのは引き続き20〜29歳の層、続いて10〜19歳、ただし17〜19歳に集中している。その後、年齢に応じて感染者数は減少していくが、ここ数回の記者会見で強調してきたように、高い年齢層でも引き続き増加している。90歳以上の年齢層の数値が特に懸念される。この年齢層における感染者数は9月初頭から10倍も増加している(1ヶ月の間に10倍になった)。

感染者数の増加は全州で見られることは述べたところだが、より深刻なのは主にワロン地域の州であり、ナミュール州では95%、ルクセンブルグ州では67%の増加となった。感染者数で見れば、引き続きブリュッセル首都圏(先週は一日あたり平均466人)がトップであり、37%の増加となった。ブリュッセル首都圏内では、モーレンベーク、ブリュッセル市、スカールベーク、アンデルレヒトがより深刻であり、これらの自治体だけで、先週にベルギー全体で感染者となった人々の10%を占めている。次に感染者が多いのはアントワープ州であるが、増加率は4%と落ち着いており、一日あたり平均294人となっている。

入院者数も、残念なことに同様の増加傾向にあり、一日あたり平均77人の新規入院患者数、21%の増加となった。集中治療患者数も増加しており、今現在ベルギー国内で186人の集中治療患者が存在している。先週から38%の増加であり、引き続き30〜40%の増加幅となっている。このうちの3分の1にあたる52人はブリュッセル首都圏、33人がアントワープ州、27人がリエージュ州、東フランダース州とエノー州でそれぞれ18人が治療を受けている。

死者数も、感染者数・入院者数に続いて増加しており、この1週間でほぼ倍増している(一日あたり平均5名から9.4名に増加)。

 病院の入院者数等により、ロードマップが策定されており、フェーズゼロから、1A、1B、2A、2Bまで。フェーズゼロは集中治療病床の15%、その四倍が普通病床に充てられ、ベルギー全体で、集中治療病床300、普通病床1200がCOVID用とされる。フェーズ2より、病床が増やされ、ベルギー全体で2000の集中治療病床、8000の普通病床がCOVID用に充てられる。このフェーズは病院ごとに判断され、現在もフラームブラバン州、ブリュッセル首都圏のいくつかの病院が1Aまたは1Bと判断され、他の地域に患者が移されている。既存の病院網や州レベルでない、中央レベルでこれを判断するチームがあり、連邦厚生省と国防省が協力している。

 先週から導入されたコロナラートアプリは657,000人がダウンロードしており、まだの人にはダウンロードをして欲しい。

2.質疑応答

(問)数値の増加に直面し、我々の見通しが甘かったとの評価をしているか?

(答)数ヶ月前から6つの黄金律が明確に設定されており、この6つの黄金律は広く拡散され、認知されている。必要な措置が知られていないとか、国民に知らされていないとは言えないと考える。もちろん言うだけでは十分ではなく、実行されることが重要。他方で、我々が現在直面している感染者数の増加は、(感染者数)増加を抑えるために、我々が行っている措置が必要であることを強調している。一人一人が、黄金律とともに、これらのことに留意し、この増加が続かないように対策を行っていく必要がある。

(問)感染者数の増加は、数週間前あるいは数ヶ月前に感染し、他人へ感染させることは無いが、まだ陽性である感染者の存在により、説明されるものか?

(答)(中略)PCR検査は感度の高い素晴らしい検査であり、単にウイルスの死骸が残っていることで(陽性の)診断を受けることもある。検査機関の機材如何により、(病状が)深刻な時期の後も、数週間あるいは数ヶ月間に亘りウイルスが検出することができる。なお、他人に感染させるのは、発症から平均して1週間程度と見積もっている。したがって、PCR検査は相対化されなければならず、医者が感知できる情報(発症の時期など)と相まって、その感染リスクをより正しく位置付けなければならない。PCR検査に限界があることは承知しているが、現時点では物事をうまく機能させるために最良の手段である。

(問)なぜ「死んだウイルス」と「生きたウイルス」を区別できる、より精密な検査を行わないのか?

(答)たしかにウイルスが生きているかどうかを判別する手段は存在する。例えばKUL内に存在する基準検査機関(laboratoire de reference)で使用可能な手段であるが、それは大がかりなもので、特に多くの時間、すなわち数日から1週間を要するものである。したがって、患者への(措置の)適用可能性という観点からは遅すぎるうえ、いかなる国も(患者の)観察にこのシステムを採用していない。

(問)4月の状況、すなわち病院では新型コロナウイルス患者しか診察できないといった状況に戻る可能性はあるか?

(答)現在行われている全ての措置は、それを阻止するためのものである。他方で、その準備について、3月・4月のそれとは完全に異なる状況にある。(中略)明確な目的は、可能な限り長期間に亘り、新型コロナウイルスに関係の無い一般的な治療の質を保証することである。

(問)病院の集中治療患者数が増加した場合、中止されるおそれのある手術や治療はどのようなものか?

(答)集中治療が必要な全ての病気が対象であり、特に集中治療室への数日間に亘る入院に繋がる可能性のある外科治療が思い浮かべられる。もちろん深刻な外科治療については除外となろうが、全てを緊急として扱えない状況の場合、病院毎の状況にもよるが、快適な生活のために重要だが数ヶ月待つことができる処置や、その他の状況で深刻な容体でなく、したがって延期できるものなどが、(延期されるものに)該当する。

3.その他

次回の記者会見は7日(水)11時

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