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新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:2日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

本日2日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

【感染状況の概観】

新規の感染者数、入院者数ともに増加を続けているが、その増加速度はより遅くなっている。現在のところ、新規入院者数については、ピークであった先週水曜日よりは低い水準にある。したがって、この「新幹線」は引き続き前進しており、少し減速したとも言えるが、未だに勢いが余っており、全く停止はしていない。病院への受け入れ状況が安定するか否か、これらからの2週間で明らかになるはずである。他方で、死亡率は大幅に増加している。

懸念される状況が続いていることを忘れてはならない。例えば、集中治療室の患者数は、おそらく11月第2週までは増加し続けるだろう。ウイルスの持続的コントロールを完全に取り戻すためには、本日から効力を有している、より厳格な措置が真に遵守されることが極めて重要。残された道はまだ長く、この地獄のような長い旅路の終着点には至っていないということは皆も理解しているだろう。まずは、(感染者数のグラフを)平らにし、その後徐々に数値を持続的かつ大幅に減少させなければならない。

1日あたりの新規感染者数が2万人の水準となっている中で、検査と追跡を基に築き上げられた典型的な防衛ラインは、未だ「揺るぎない」とは言えず、大きな負担がかかっている。この防衛ラインがあらゆる場所で再び機能するために、各コミュニティーにおける感染者数がより少なくならなければならない。感染流行がコントロール可能な水準に戻って初めて、「ウイルスが我々の生活のあり方を決めるのではなく、我々こそがウイルスを後退させ、可能な限りその猛威を抑えることができるのだ」と言うことができる。

10月27日(水)は、感染流行が始まって以来、最も新規感染者数が多くなった1日となり、その数字は21,953人であった。これにより、(直近の)1週間における1日あたり平均では同15,582人となり、前週比で「たった」14%の増加となった。繰り返しになるが、最近、ウイルス検査の手法が変更され(注:検査状況の飽和リスクに鑑み、無症状であれば原則ウイルス検査は行わないことになった)、これが数値をかく乱してしまっているが、「モデル」による修正を踏まえると、29%の増加という試算になる。これは、実質的に100%の増加となっていたここ数週間よりも、はるかに低い数値である。

感染者の平均年齢も引き続き上昇している。先週は39〜41歳とお伝えしたが、現在においては感染者数の半数は43歳より高い年齢層となっている。子どもや青少年では、感染者数の減少が見られ、20代の若い層では安定化が見られる。他方で、引き続き高い年齢層がより影響を受けており、80歳以上の層では11日毎に感染者数が倍増している。70〜90代の年齢層にとり、入院や複雑化のリスクという観点から、これは悪い兆しである。

【地域毎の状況】

国レベルでのこの感染流行の減退は、主に国の中心部で見られる傾向によるもの。今回初めて、我々の地図上にマイナス数値を意味する緑色が見られる。フラームス・ブラバント州では、3%減少、ブリュッセル首都圏地域では11%の減少(※いずれも新規感染者数)であり、このような数値を得たのは随分久々である。その他の州では、引き続き増加が見られるが、より落ち着いており、西フランダース州が37%の増加で最も厳しい状況となっている。絶対数で見れば、新規感染者数が最も多いのはリエージュ州、エノー州であり、それぞれ平均3,006人、同2,885人となっている。これらの2つの州では、国平均よりも大きく、26%の増加率となっている。

【入院者数】

次に、入院者数である。入院者数は第二波をコントロールする上で実質最も重要な数値である。数値は引き続き増加しているが、グラフのカーブを見れば、ここ数日については減速傾向にあるようである。病院への新規入院者数は、現在14日毎に倍増している。なお、先週は8日毎に倍増であった。10月28日(水)に1日743人と最大の新規入院者数を記録したが、その後は、一貫してこの数値より低いものとなっている。直近の7日間における1日あたり平均では、656人であった。この入院者数の内訳については、先週から変わりは無く、引き続きエノー州、リエージュ州、ブリュッセル首都圏地域が最も深刻であり、ベルギー全体の入院者数の半数超(先週は60%)を前述の地域が占めている。

他方で、10%を西フランダース州州、同じく10%を東フランダース州が占めている。現在、ベルギーには6,823人の新型コロナウイルス入院患者がおり、そのうちの1,223人が集中治療室(60%弱について人工呼吸器が必要)にいる。これは、ほぼ第一波のピーク(4月8日の1,285人)に達している。

良い知らせとして、集中治療室の患者数は、現在10日毎に倍増となっており、先週までの「8日に倍増」に比べ減速している。この減速により、病院セクターがより一層体制を整え、患者の殺到をコントロールするための時間を得ることができる。もちろん、現在、病院に対する負担は引き続き苛烈を極めている。この減速と新たな措置を誠実に遵守することにより、2,000床という想定された集中治療室の限界を超えないことが可能となる。

【死者数】

死者数について、数値は引き続き増加しており、感染者数・入院者数の推移に比べ、2〜3週間の遅れがある。先週には、1日あたり平均113人の死者が記録され、前週比164%の増加、5日毎に倍増となっている。10月30日(金)には158人が死亡し、第一波のピーク時(4月8日の312人)の約半数に相当する。

【その他】

次回の記者会見は11/4(水)11時

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