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新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:19日)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

本日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/

【新規感染者数】

現在、週平均で軽微な減少が見られており、この傾向が続くことを期待している。11月末の第二波の終焉から現在まで、新規感染者数については平坦な状況が続いており、1日2,000人から3,000人の水準に止まっている。このベルギーの数字は、多くの隣国に比べ優れているが、すでにお伝えしたとおり、我々は引き続き「脆弱な均衡状態(equilibre fragile)」にあり、特に現在も医療体制へ強い影響がある。

他方で、学校及び仕事の再開に伴い、ベルギーにおいて国民の移動、とりわけ職場への移動が増えており、年末年始休暇前の12月と同じ水準まで戻っている。実際、不可避的に、移動と感染率とは相関関係にあり、この文脈において、感染者数の若干の増加が予想される。これはテレワークの重要性を強調する理由でもある。近隣国の例では、学校が引き続き休校し、子どもが自宅にいることで、(国民)移動が大きく減少、通勤のための移動も減り、よりテレワークを実施したことが確認されている。ベルギーのように学校を開校し続ける状況にあっても、やはりテレワークを実施することは重要である。

入院者数や病床占有数、死亡者数といった数値についても、幸いにも緩やかに減少しており、前向きに推移している。新規感染者数に目を向ければ、1日あたり平均2,018人となり、(前週比)2%のわずかな減少となった。ただし、国外から戻った人々に対する検査状況を踏まえた、(年末年始の)休暇明けの(感染者数の)増加を忘れてはならない。

【地域毎の感染状況】

この2%の減少は、全体として国内全域で見られており、フランダース地域で1%減、ブリュッセル首都圏地域で6%減、ワロン地域で8%減であった。他方で、いくつかの場所で増加が見られており、特にリンブルフ州で8%増、西フランダース州で2%増であった。この2州における増加は、主に老人ホーム及び病院でのクラスターに起因するものである。感染者数の絶対数では、引き続きアントワープ州が最も多く、東西フランダース州がこれに続いている。

【年齢別の感染状況】

年齢層別の分布を見れば、基本的に重要な点として、国内の80歳以上については、幸いなことに新規感染者数は20%減少した。この年齢層では、老人ホーム・ケアセンターにおいて、ワクチン接種キャンペーンが展開され、すでに10万人が新型コロナウイルスワクチンを接種することができた。この数値の進展状況は国立公衆衛生研究所(Sciensano)の統計表でフォローすることができる。反対に、30歳から60歳及び20歳未満の年齢層では、感染者数の高まりが見られている。10歳未満の年齢層が最も顕著であり、400人超から500人超に増加し、27%増加した。この増加は主にフランダース地域において見られるが、おそらくこの年齢層の子どもに対する検査数がより多くなったからだろう。

【新規入院者数】

新規入院者数については、緩やかに減少を続けており、先週は1日あたり平均116人が新たに入院し、前週比9%の減少となった。他方で、ブリュッセル首都圏地域、リンブルフ州、東フランダース州、ブラバン・ワロン州といった一部の州や地域においては、新規入院者数のわずかな増加が見られることに留意する必要がある。幸い、より多くの人が退院するようになっており、先週については1日あたり平均130人が退院しており、これにより現在ベルギーでは、1,974人が新型コロナウイルスにより入院中で、そのうち369人が集中治療を受けている。これは(前週比で)2%のわずかな減少に過ぎない。

【死亡者数】

死亡者数については、幸いなことに(前週比で)8%減少しており、これにより1日あたりの死亡者は平均50人となった。

【変異株について】

メディアで「変異株(英国由来及び南ア由来)」について多くの議論が交わされているのを皆知っているだろう。確かに、フランダース地域の老人ホーム及び学校をはじめとして、(変異株による)いくつかのクラスターが発生したことは事実。我々として強調したい点は、これらの変異株のクラスターに特別の注意が向けられているが、全体的には、国内におけるクラスターの発生状況は引き続き良好であり、その数及び規模は、緩やかに減少している。

学校を例とすれば、クリスマス休暇の後の1週間では、万聖節休暇の後の1週間に比して、クラスター数は少なかったことが記録されている。他方で、より感染力の強いこの変異株の感染例が増えていることは事実である。カトリック・ルーヴァン大学(KUL)の国立リファレンスセンターでは、この日曜日までに、91例の英国変異株及び7例の南ア変異株を検出した。この数値が今後増加し続けることは間違いない。

現在、変異株の研究は、旅行から戻った者やPCRの結果概要に特異な点が見られるなど、変異株の疑いがより強いことが示唆される検体を用いて行われているため、一定のバイアスがかかっている。国内に存在するウイルス株の全体像をより示すシステム、すなわち、50の陽性検体のうち1つ、全体の2%のウイルス株が遺伝子的に分類されるシステムが必要であることは明らか。同システムにより、国中の様々な変異株の感染状況の進展について、より完全なイメージを得ることができるであろう。

現在、これらの変異株は、ベルギーに存在するウイルス株全体の5%未満である。複数の研究を経て、変異株がもたらす感染力については、40%の追加的な感染リスクがもたらされると推定されている。しかし、問題となっている変異株だけに注意を向けすぎるのではなく、いつ何時も世界中のいたるところで新たに生まれる変異株はあり、将来的には他の変異株が現在のものよりさらに感染力が強い可能性もある。

このようにウイルスが容易に進化するのは、残念ではあるが普通のことであり、ウイルスとしてより強く、より伝染しやすく、種を残すことにより適した、競争力(感染力)の高い個体が勝ち残るという通常のプロセスにすぎず、我々の世界におけるあらゆる進化について説明する(guide)典型的なダーウィンの進化論的プロセスである。

また、変異株について知っておくべき点として、ウイルスの攻撃性及びそれがもたらす症状に変化はなく、(原来株と)同様の症状であり、適切に対応すれば(原来株より)重症化するということはないが、他方でより軽症で済むというわけでもない。よって、昨年3月より実施しているコロナ対策措置は、引き続き完全に有効であり、変更してはならない。右措置は、これらの変異株に対しても機能する。1.5mの距離を取る、接触を限定する、必要な時に適切にマスクを着用する、1日の多くを過ごす閉鎖的な空間を適切に換気するといった基本的な措置を守ることを考えて欲しい。何も変わりなく、これらの措置は引き続き有効である。

ウイルス検査、接触追跡、検疫隔離(陽性が判明すれば自主隔離)は、引き続き(ウイルスに対する)基本的な武器である。症状があれば検査を受けて欲しい。症状は極めて軽微であったり、変化に富む場合もある。かかり付け医に電話で相談することを躊躇しないで欲しい。検査で陽性と診断され、連絡先を求められた際には協力し、そして、検疫隔離及び該当の場合には自主隔離の規則を守って欲しい。これらは、変異株であるか原来株であるかを問わず、基本的かつ必要な措置である。

【その他】

●次回の記者会見は1/22(金)11時予定。

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