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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(5日)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

1 本日、ベルギー国立公衆衛生研究所が発表した新型コロナウイルスの感染傾向は以下のとおりです。

(1)感染者数(注1)(総数:718,847名)

・1月26日〜2月1日の平均:2,349名

・1月19日〜1月25日の平均:2,230名

・変化:前週と比較して5%増加

(2)入院者数(注1)(2020年3月15日以降の総数:52,368名)

・1月26日〜2月1日の平均: 121.0名

・1月19日〜1月25日の平均: 125.4名

・変化:前週と比較して4%減少

(3)死者数(注2)(総数:21,260名)

・1月29日〜2月4日の平均: 40.7名

・1月22日〜1月28日の平均: 51.4名

・変化:前週と比較して21%減少

(注1)直近の3日間(当館注:2月2日〜2月4日)の新感染者及び死者数については、まだ統合されていない。

(注2)すべてのタイプの場所(当館注:病院、老人ホーム等)における死者。

(4)Rt値(実効再生産数)(当館注:1名の感染者が何人に再感染させるかを表す値。一般に「1未満」であれば収束傾向にあることを示すものとされています。)

・1月22日〜1月28日:1.008

(参照アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ(仏語))

https://covid-19.sciensano.be/sites/default/files/Covid19/Derni%C3%A8re%20mise%20%C3%A0%20jour%20de%20la%20situation%20%C3%A9pid%C3%A9miologique.pdf

2 2日及び本5日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/

■2月2日 記者会見

【冒頭】

●これまで長い間報告しているが、新規感染者数のカーブは平坦なままであり、現在も我々はその状況にとどまっている。11月末より約10週間に亘り、新規感染者数は1日2,000名から2,500名の間を上下している。この同じ期間中、新規入院者数及び死亡者数は、僅かながら緩やかに減少し続けている。これが、その時(11月末)以来の全体の傾向である。

【新規感染者】

●ここ7日間の1日当たり平均感染者数は2,324名で、前週と比較して9%増であるが、同時に感染検査数が13%増加していることを知っておく必要がある。それゆえ、後述のとおり、特に特定の年齢層において、新規感染者数と検査数の間に明らかに一つの関連性もある。このことは、現在、我々が3か月以上続けている努力のお陰で、我々が常に新規感染者数のカーブが平坦なところにいることを示している。そして、この状況が、我々が一定の制御の中で同じ状態のままで居続けることを可能にしている。

●新規感染者数の増加は、ブリュッセル首都圏地域とアントワープ州を除き、ほぼ全域でみられる。先週、リンブルフ州における高い増加率について報告したが、その後明らかに減少し、現在は8%増となっている。逆に、リュクサンブール州では増加率が最も高く、52%増となっている。全体としては、現在、南部(ワロン地域)での増加率がより高い。数日ないし数週間前には北部での増加率がより高かったが、この点がこの(傾向の)変化の理由である。

●実質的には全ての年齢層においてこの増加がみられるが、最も増加が多いのは、子ども及び青少年(10歳代)の層であり、それぞれ40%増、32%増となっている。しかし、先週みられたほど顕著ではない。検査数が増加しているのは特にこれらの層であり、それゆえ、繰り返しになるが、特に小学校を含め、学校で行われている大規模な感染検査キャンペーンにおいてより多くの陽性のケースが出ているのは、検査数の増加によるところが大きい。

【新規入院者】

●入院者数に関しては減少傾向にあり、ここ7日間での1日当たり平均人数は119名、前週と比較して12%減。ナミュール州では微増となっている。

●入院者総数は比較的安定しており、ここ数日来、同様の報告をしているが、1,800名から1,900名の間となっている。現時点では1,852名であり、集中治療患者数は325名。入院者総数は5%減と微減であるが、これは退院者数次第であり、日によって異なる。

【死亡者】

●死亡者数に関しては、同じレベルで変動しており、現在は1日当たり平均48名で、前週と比較して6%減となっている。他方で、第一波(の終わり)の5月初旬から中旬と比べると、現在の死亡者数は比較的高いままである。

【ワクチン接種について】(この部分はDirk Ramaekersワクチン接種タスクフォース長)

●老人ホーム・ケアセンターでのワクチン接種は絶えず継続している。これらの施設に関連した多くの一般在宅医及び看護師が既に接種を受けている。報告を受けた接種後の副作用については、微熱、腕の接種部位の痛み等があるようである。

●2週間前に、病院での医療従事者へのワクチン接種が開始した。これは主に、救急科、集中治療室、コロナ病棟の職員が対象となっている。40の病院でファイザー製のワクチンが使用された。というのも、これらの病院は、非常に低い温度でワクチンを保存できるため。他の圧迫した病院では、モデルナ製のワクチンが用いられた。

●今週、当初予定の38,200回分ではなく、25,200回分のモデルナ製ワクチンが届けられる予定。しかし、この数の減少は、病院でのワクチン接種キャンペーンに対し、限定的な影響しか与えない。より一層数の多いモデルナ製ワクチンが届けられる予定とされており、この減少分を補うはずである。このワクチンは、(各接種者に対し)2回接種され、(1回目接種と2回目接種の間は)4週間の期間を空けて接種される予定。

●今週、総計で64,000名以上に対し、1回目のワクチン接種が行われる予定である。他方、2回目のワクチン接種が老人ホーム・ケアセンターで行われる予定であり、その結果、これらの高齢者の免疫は翌週には最大限高まるであろう。

●現在、我々はワクチン接種キャンペーンのどの時点にいるか?

先週までに280,000名がワクチン接種を受けたが、これはベルギー成年人口の3%。国立公衆衛生研究所(Sciensano)のサイト上で毎日、数値が更新されている。

●老人ホームでのワクチン接種に関しては、ベルギーとしては当初予定よりも少し早いスケジュールで進んでいるが、欧州レベルでは他国と比べ、先頭集団にいる。

●今後のワクチン接種ついて。

ワクチン接種タスクフォースは現在、アストラゼネカ製のワクチン接種を受けられる対象グループの特定作業を行っている上級保健理事会の勧告を待っている。アストラゼネカが公表した、製造にかかる問題のためのワクチン供給数の減少により、短期的には、2月及び3月に予定されていた、一定数のワクチン接種の開始が遅れることになるであろう。4月には、ワクチン接種センターが平常のペースに到達するであろうと考えられ、それ以降は、2月中の接種の遅れは、より多くのファイザー製、アストラゼネカ製、そして潜在的にはヤンセンファーマ製のワクチン供給のお陰で取り戻せるはずである。

仮に、現在予定されているワクチンの到着が予定通り行われた場合、夏季の前に健康な成人へのワクチン接種開始を予定しているフェーズ2のスケジュールは守られるであろう。

●現在の状況は、全ての関係者、特に一般の人々に対し、かなり柔軟に対応するよう強いている。ワクチン接種タスクフォースは、特にワクチン接種センターでの大規模なワクチン接種の組織化における努力に対し感謝する。同センターでは、より多くのワクチンが利用可能となる予定であり、同センターは少なくとも人口の70%への接種を可能とするための不可欠なツールとなるであろう。

【ジャーナリストからの質疑への応答】

(Q1)新規入院者数に関し、すでに老人ホームでのワクチン接種キャンペーンの影響が見られるか。

(回答)特定の人口において行われた、ワクチン接種の効果に関する研究によると、1回目の接種後、約12日目に、88〜90%の割合で、ある一定期間、非常に高い保護効果が獲得される。この研究のデータを、老人ホーム・ケアセンターの入住者に当てはめて推定する。これらの人々は、研究対象の人々よりも免疫学的により脆弱であり、あくまで一つの推定でしかない。老人ホーム・ケアセンターの人々は、ワクチン接種を受け入れなかった稀な例外を除き、皆が1回目の接種を受けている。最後に接種を受けた人は、1月下旬に受けている。それから12日後、すなわち来週、2月中旬初めには、老人ホーム・ケアセンターの入居者の重い症状による入院や死亡など健康状態への最初の影響について把握できるはずである。

しかし、2月中に予定されているとおり、これらの人々が2回目の接種を受けることが重要。2月末ないし3月初旬には、老人ホーム・ケアセンターの人々の大部分は、ワクチン接種後、より十分な免疫を獲得した状態となり、現存のリスクに対しより大きな効果を得ているはずである。

(Q2)ワロンの老人介護ホームの居住者は、1回目のワクチン接種を受けたにも拘らず、陽性と診断された。この1回目の接種後として期待されることは何か。。

(回答)この質問への回答は、最初の質問への回答の補足となる。陽性、すなわちウイルスを保有していることと、ウイルスにより発症することを分けて考える必要がある。誰かが陽性でウイルスを保有している場合には他人に感染させ得るが、発症しなければ入院することはないしコロナで死亡することもない。ワクチンは、まずは、最初に体調が悪くなることを回避することを目的としている。そして付属的に、ウイルスを保有潜在的に他者を感染させないようになることを期待している。

(ワクチンの)ウイルス保有に対する防護の強さに関しては、新型コロナのワクチンについては現時点で全く不明である。我々が承知している(新型コロナ用のワクチンではない)他のワクチンについては(防御が)100%となることは稀。ワロンの老人ホーム入居者の場合、検査結果が陽性と診断された10日前にワクチン接種を受けている。他の老人ホームでの同様のケースも承知しており、例えばワクチン接種の7日後に陽性と診断されている。

ワクチン接種の効果が現れるのは接種後12日目以降であり、10日だと短すぎる。とは言え、ワクチン接種を受けた人が10日後にウイルス保有者となり感染するのを見るのは科学的には興味深い。仮に感染が重症化し始めた場合、形成され始めた免疫が、人々を症状の重症化から守ることが期待されるが、まだ知るには時期尚早である。

この陽性結果は、ワクチン接種とは何ら無関係である。というのも、ワクチン接種は、我々の免疫反応を生じさせるウイルスのごく一部の断片を形成する設計図を注入するものでありウイルス自体を注入するのではない。明らかに、ワクチン接種により、接種者が、PCR検査や他の検査で陽性となることはにない。

(Q3)65歳以下の人に対するワクチン接種の優先順位は何か。病理学の優先リストはどこで確認することが可能か。

(回答(この部分はDirk Ramaekersワクチン接種タスクフォース長))上級保健理事会のウェブサイト(https://www.health.belgium.be/fr/conseil-superieur-de-la-sante)及びコロナ特設サイト(www.info-coronavirus.be)で参照可能。

■2月5日

【感染状況の概観】

●数字の平坦期が続いている。11月以降、ウイルスの圧力にもかかわらず、ベルギーにおける数字が安定していることはすばらしいことである。他方、新規入院者数の増加ペースが少し減速している一方、感染率の上昇が再び安定しているようだ。他国Our World in Dataのサイトにおける他国との比較が雄弁に物語っている。そのグラフは、他の欧州諸国と違って、11月以降のベルギーにおける感染曲線がどれだけ安定しているか示している。(このような結果を得ることは)大変な努力と連帯を必要とするものであり、我々は誇りに感じている。別のグラフは、ここ数ヶ月間、我々は感染を抑えつつ、死者数が減少していることを示している。

●我々の移動は、クリスマス休暇前と同程度である。1月以降、職場や商業センターへの移動、公共交通機関の利用は、比較的安定している。テレワークの分野で改善の余地はあるものの、多くの人々は措置の遵守に努め続けている。

【新規感染者数】

●この7日間の新規感染者数は1日あたり平均2,349人であり、(前週比)5%の微増だった。この増加は主にワロン地域によるもので、同地域では(前週比)20%増加した。ブリュッセル首都圏地域では5%増加(まま)だったが、フランダース地域では安定しており、リンブルフ州では7%の大幅な減少だった。ワロン地域で最も増加幅が大きかったのは、ブラバン・ワロン州で41%増加、次にリュクサンブール州の29%増加、ナミュール州24%増加だった。感染者数が最も多かったのはアントワープ州、次いで東フランダース州で、エノー州が3番目だった。

●40歳代と80歳代以上以外のほとんどの年齢層で増加した。最も多かったのは引き続き、子供と青少年で、それぞれ20%と22%の増加だった。しかしながら、その増加幅は前週に比べて明らかに小さくなった。引き続き、新規感染者全体の約4分の1が子供と青少年で、最も多い年齢は11歳だった。 

●1月の最後の2週間の感染の約16%が英国変異株によって引き起こされた。この比率は1月始め以降高まっているが、増加ペースは少し減速しているようだ。

【新規入院者数】

●新規入院者数は、引き続き減少している。ここ数日より大きな数字(新規入院者数)が記録されたが、この7日間の新規入院者数は1日あたり平均121人で前週比4%微増だったが、最後の3日間の新規入院者数は各130人だった。特にブリュッセル首都圏地域及びリンブルグ、リエージュナミュールブラバン・ワロンの各州で増加した。

●現在は1,752人が入院中、うち316人が集中治療を受けており、引き続き4−5%の減少だった。まもなく集中治療患者が300人以下になるのではないかと願っており、300人以下になるのは第2波到来前の昨年10月13日以来、約百日ぶりとなる。

【死亡者数】

死亡者数は先週末に急減し、現在1日あたり平均40人で、前週比では21%の減少だった。この減少はフランダース地域で最も顕著だったが、他の地域でも見られた。死亡者数の減少幅は病院(17%減少)よりも老人ホーム(27%減少)で大きかった。

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