海外情報メール掲載板

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新型コロナウイルス感染新規症例の発生(19日)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

1 本日、ベルギー国立公衆衛生研究所が発表した新型コロナウイルスの感染傾向は以下のとおりです。

(1)感染者数(注1)(総数:746,302名)

・2月9日〜2月15日の平均:1,813名

・2月1日〜2月8日の平均:2,068名

・変化:前週と比較して12%減少

(2)入院者数(注1)(2020年3月15日以降の総数:56,740名)

・2月9日〜2月15日の平均: 120.3名

・2月1日〜2月8日の平均: 125.6名

・変化:前週と比較して4%減少

(3)死者数(注2)(総数:21,821名)

・2月12日〜2月18日の平均: 39.3名

・2月4日〜2月11日の平均: 42.9名

・変化:前週と比較して8%減少

(注1)直近の3日間(当館注:2月16日〜2月18日)の新感染者及び死者数については、まだ統合されていない。

(注2)すべてのタイプの場所(当館注:病院、老人ホーム等)における死者。

(4)Rt値(実効再生産数)(当館注:1名の感染者が何人に再感染させるかを表す値。一般に「1未満」であれば収束傾向にあることを示すものとされています。)

・2月12日〜2月18日:0.989

(参照アドレス:ベルギー国立公衆衛生研究所関連ページ(仏語))

https://covid-19.sciensano.be/sites/default/files/Covid19/Derni%C3%A8re%20mise%20%C3%A0%20jour%20de%20la%20situation%20%C3%A9pid%C3%A9miologique.pdf

2 本日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/ 

【感染状況の概観】

新規感染率、新規入院者数、死亡者数の全てが引き続き減少している。しかしながら、集中治療を受けている患者数はほとんど減少しておらず、むしろ数日前から増加しているようである。また、今後数日において、わずかに新規感染者数が増加する可能性がある。いずれにせよ、我々は引き続き3ヶ月前から続いている横ばい状態にある。店や学校(現在はバカンスで休み)が開き続けていること、美容室といった一部の身体接触を伴う店舗の営業が再開されたこと、さらに季節がまだ冬ということが、現在の結果がそれほど前向きではないことの背景にある。

春が訪れるということだけでなく、ワクチン接種範囲が徐々に広まり、間違い無くよりよい時期が訪れるだろうが、現在の横ばい状態の中で、多くの人にとって簡単な事では無いということは承知しているものの、未だ予防措置における根気、更なる我慢が必要である。この我慢は、遠くない未来に(良い)結果として返ってくる。

【新規感染者数】

新規感染者数は1日あたり平均1,813人となり、週ベースで12%の減少となったが、特にバカンス中の学校の閉校という文脈において、検査数が17%減少した点にも留意する必要がある。検査の陽性率は極めて安定しており、5.0〜5.4%の間で推移し、現在は5.2%である。この新規感染者数の減少は主としてワロン地域で見られ、同地域では16%減少した。

フランダース地域では12%の減少、ブリュッセル首都圏地域では状況は安定しており、1%の増加となった。リュクサンブール州でも1%の増加と安定しており、単にその他の地域に比して顕著な減少とならなかったということである。新規感染者の絶対数で見れば、引き続き東フランダース州が最も多く、アントワープ州、ブリュッセルがこれに続いている。年齢層別に見れば、新規感染者数は主として子ども青少年の間で22%の減少となっており、これに続き90歳以上の層が20%の減少となった。

【変異株について】

直近の2週間について、37,4%の感染が英国変異株によるもの、同4,6%が南ア変異株によるものと見積もっている。英国変異株が占める割合は3分の1以上と大きく、先週から少し増加しているものの、懸念していたよりは小幅な増加だった。現時点では8例と数は少ないが、ブラジル変異株がベルギーにおいて検知された。

【新規入院者数】

新規入院者数についても、先週と比べ減少している。1日あたり平均120人が新たに入院し、この点についても横ばい状態にあるが、4%の減少となった。これは主として、現在では老人ホームやケアセンターからの新規入院者が少なくなっていることに起因している。例えば、12月には入院患者のうち18%が老人センターまたはケアセンターからの患者であったが、現在ではこの比率は8,3%に過ぎない。これはおそらく、老人ホームを第一の対象として1月初頭から実施されたワクチン接種の影響を示す最初の兆しである。

これにより、現在(ベルギーにおいては)1,589人の新型コロナウイルス入院患者がおり、先週から3%の減少となった。集中治療室についてはやや状況が異なり、6%の増加となり、313人が治療を受けている。東フランダース州、エノー州の患者が多く、この2州で、新型コロナウイルスにより集中治療を受けている全患者数の36%を占めている。

【死亡者数】

死亡者数については幸いにして引き続き減少しており、1日あたり平均39人が死亡したが、ここしばらく39〜42人の水準が続いており、前週からは8%の減少となった。

【ワクチン接種の進捗】

我々を勇気づける数字はワクチン接種にかかるものであり、先週においては一定の減速が見られたものの、現在までに378,000人の国民がワクチン接種を受け(前回の記者会見時点では350,000人(※発言ママ)であったもの)、230,000人が2回目の接種を受けた。現在のワクチン接種(の実施)において、老人ホーム及び病院スタッフに対する2回目の接種が多くを占めている。こうして、80歳以上の全人口比17%の人々が1回目のワクチン接種を受け、同14%の人々が2回目の接種を受けた。

アストラゼネカ製ワクチン】

2月12日以降、第3のワクチンとしてベルギーにも登場したアストラゼネカ製ワクチンについて、本日は信頼できる情報をお届けしたい。このワクチンは、現在までのファイザー社及びモデルナ社のmRNAワクチンに加わる形で、ワクチンリストを充実させた。このワクチンについては、これまで様々な議論や間違いを含んだ情報があった。事実として、南アフリカのような一部の国では、一時的にこのワクチンの接種を停止させた。これは、同国においてこのワクチン接種を受けた一部の国民について、南アフリカ変異種に感染した場合には、軽症〜中等症程度の感染症状が引き続き見られたからである。

他方で、南アフリカでも同様であるが、このワクチン接種が(南アフリカ変異株による)重症化に対する保護効果を与えないと示唆するものはない。我々の関心は、入院や死亡のリスク、身体の問題を生じる重症化にある。適切な保健システムを維持するためには、病院での治療が必要となる患者の発生を最大限回避することが必要である。

また、このワクチンがカバーする年齢層についても一定の混乱が見られている。ベルギーを含む一部の国では、このワクチンの接種を18歳から55歳(ベルギー)または65歳(その他の国)までの人々に対して行い、55歳または65歳より高齢の人々には接種しないことを決定した。これは、ワクチンの効果が無い、または高齢者層において問題を生じるということではなく、単に当該年齢層(への接種)にかかるデータが極端に限られており、場合によっては該当する年齢層のデータが全く存在しないためである。

我々は、かかる年齢層における追加的なデータとして、米国で実施中の3分の1以上の被検体が65歳以上の大規模研究のデータ、及び1月以降老人ホームを含めアストラゼネカ製ワクチンの大規模接種を進めている英国の臨床研究のデータを待っている。これらのデータは今後数週間のうちに入手可能となり、その際に我々の立場を決めることになる。なお、WHOが先週このワクチン(の接種)は65歳までの人々に適切である旨を発表したこと、また、欧州医薬品庁は、アストラゼネカ製のワクチン接種に許可を出せないと言ってはおらず、原則として年齢制限があると言われているだけであることは強調されなければならない。

ベルギーが採用したアストラゼネカ製ワクチン接種計画においては、2回の接種の間に12週間のインターバルを設けることで、軽症から中等症に対して82%のワクチン効果が得られることを知っておく必要がある。また、入院やありうる死亡に至る重症に対しては、100%の保護効果が与えられる。これは素晴らしい結果であり、ファイザー製及びモデルナ製ワクチンに加わる形で、我々が接種を行うグループにおいて健康・公衆衛生上の効果をもたらす。主にEUの外では、アストラゼネカ製ワクチンしか使用しないという国もある。

幸い、ベルギー及び多くのEUの国々は複数のワクチンを有している。これにより、これらの(アストラゼネカ製以外のモデルナ製mRMA等のワクチンを、アストラゼネカ製ワクチンの効果についてのデータがまだ無い、より高齢な人々やより脆弱な人々に取り置くことができる。追加的なデータを入手次第、我々の立場を検討し、お伝えする。ベルギーにおけるワクチン接種キャンペーンにおける原則は、重症化を予防することを強調しなければならない。ベルギーで使用可能な全てのワクチンは、適切な保護を与えることが示されており、また、安全に接種できる。

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■■ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています(毎日午前4時に更新)

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

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【お問い合わせ先】

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●住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

●電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

●Fax :(02) 513-4633

●ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

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